児童にわいせつ行為の教員 対応を厳格化
文部科学省が、児童生徒らへのわいせつ行為で懲戒処分を受けた教員への対応を厳格化します。
現在の法律では、児童生徒らへのわいせつ行為で懲戒免職処分となり、免許状を失効した教員でも、早ければ3年後には免許を再取得することができ、再犯するケースなどが問題視されています。
これに対して文科省は、教員を採用する教育委員会などに提供している、教員免許状を失効して官報に掲載された教員を検索する独自のシステムについて、検索期間を、これまでの直近3年から大幅に延長し、直近40年とすることにしました。
これにより、過去にわいせつ行為で懲戒免職になった経歴を隠して採用されることを防ぐねらいがあります。
また、文科省は、教員免許状を再取得できるまでの期間の見直しを含めた法改正についても、できるだけ早く実現させたいとしています。