破綻直前まで元会長らに高額給与 巨額詐欺
磁気ネックレスなどのオーナー商法で2000億円以上を集めたジャパンライフの元会長らが逮捕された事件で、元会長らに経営破綻する直前まで高額な給与が支払われていたことがわかりました。
ジャパンライフの元会長・山口隆祥容疑者らは、配当の見込みがないのに顧客を勧誘し、12人から約8000万円をだまし取った疑いで19日朝、送検されました。
ジャパンライフは1万人近くから約2100億円を集めて3年前に経営破綻しましたが、その後の捜査関係者への取材で、破綻直前まで山口容疑者に月300万円から350万円の給与が支払われていたことがわかりました。他の幹部にも月50万円から300万円が支払われていたということです。
また、山口容疑者らは高齢者らに「銀行はあてにならないよ」などと言って投資を持ちかけており、警視庁は、顧客の不安をあおる手口で資金を集めていたとみて調べています。