正体は?富里シンボル“巨大スイカ”解体へ
――シンボルだね。
――シンボルだもんね、富里のね。
千葉県富里市の住民たちが口々に「シンボル」だと語るのは、のどかな田んぼの中に設置されたスイカ柄の“球体”です。一体、何のためにあるのかというと…。
every.「こちらのスイカ柄の球体、実は大きなガスタンクなんです」
大きさはなんと直径34メートル。ガスを貯蔵し、家庭に送る量を調整するためのタンクです。
2000年に建設された時から富里市名産のスイカの柄だったガスタンク。その後、20年にわたり地元の人に親しまれてきました。
東京ガス・松岡富昭さん「富里市の特産品でありますスイカ柄にすることで、みなさんのシンボルになればと思いまして」
およそ6000世帯の1か月分のガスを供給可能でしたが、地下のガス管が整備されタンクの需要が減ったこともあり、来月取り壊されることが決まっているのです。
地元の住民「さみしいよね。孫たちが喜んで見にくるからね」「うちに来てもらうときは、こっち(スイカ)が見えてきたら一つ目の信号を左ですよって目印に使ってたけど、なくなるのはさみしい」
全景が見えるのは工事が始まる来月中旬までだということです。
(9月21日放送『news every.気になるミダシ』より)