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教えて!東京五輪「ボランティア」の役割は

2020年9月21日 19:59
教えて!東京五輪「ボランティア」の役割は

来年に延期された東京オリンピック・パラリンピック。前例のない延期決定に今後はギモンだらけ。大会運営を取り仕切る大会組織委員会のキーパーソンに話を聞くシリーズ企画。「ボランティア」の役割などについて、大会組織委員会ボランティア推進部の傳夏樹さんに聞いた。

■倍率2.5倍以上 8万人参加

オリンピックにボランティアが活躍し始めたのは1912年のヘルシンキ大会。「大会に直接関わりたい」という人たちに活動の場を設けたのが始まりと言われている。

今回、東京大会では、8万人の募集枠に対し20万人以上が応募したという。年齢層も国籍も様々だ。

「参加するボランティアは年齢層は様々で10代の方から80代以上までいらっしゃるのと、外国籍の方が10%以上、120か国からいらっしゃることになっています」

■9つの分野 約700の役割

大会の顔としての活動が期待されるボランティア。その内容は、多岐にわたり9つの分野で約700の役割があるという。観客や大会関係者などの案内、表彰式のサポート、競技結果の打ち込み、ドーピング検査の付き添いなどもボランティアの活動だ。

「関係者を運転して車で輸送するというような役割があるんですけれども、外国の方とかいろんな方といろんなお話ができるというので、過去大会でもひとつの魅力的な役割のひとつになっています」

「(外出)自粛中に毎日、都内を運転して運転感覚が鈍らないように頑張っています、というメッセージをいただいたりしました」

■延期後も8割が参加意思示す

大会組織委員会は延期決定後、ボランティア全員にアンケートを行った。心配・不安なことがあるかという問いに66.8%の人が「コロナの影響による大会の実施形態や感染防止対策に関すること」と回答したが、来年もボランティアとして参加するかの意思確認を行ったところ8割以上の人が参加の意思を示したという。

「延期が決定したときは、私たちが若干ぼう然としていたんですがボランティアの人たちから電話やメールがじゃんじゃん入って、来年になってもやるから絶対私たちを見捨てないでね、という声をいっぱいいただいた」

「コロナがどんな状況になっているのか不安という声もありますけども、ボランティアのみんながものすごいパワーで活躍してくれるだろうと思っているので、その盛り上がりを見るのも、もうひとつの楽しみ方かなと思っています」

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【シリーズ「東京五輪・パラのギモン」】
来年に延期された東京オリンピック・パラリンピック。前例のない延期決定に今後はギモンだらけ。大会運営を取り仕切る大会組織委員会のキーパーソンたちに話を聞く。