秋元被告に“賄賂”2人に懲役2年など求刑
衆議院議員の秋元司被告をめぐる汚職事件で賄賂を渡したとして起訴された中国企業の元顧問2人の裁判で、検察側はそれぞれ2年と、1年10か月を求刑しました。
この裁判は、中国企業「500ドットコム」の元顧問の紺野昌彦被告と仲里勝憲被告が、衆議院議員の秋元司被告に議員会館で現金300万円を渡すなどし、贈賄の罪に問われているものです。
25日の裁判で検察側は、紺野被告に懲役2年、仲里被告に懲役1年10か月を求刑しました。
一方、2人の弁護士はいずれも、「捜査段階から認め、証人買収を受けたが当然のことながら断った」などと主張し、執行猶予判決を求めました。
また、同じく贈賄の罪に問われている北海道の観光会社「加森観光」の前会長・加森公人被告の裁判では、東京地裁は、懲役10か月、執行猶予2年の判決を言い渡しました。