コロナ検査 自分で“鼻入り口”検体採取も
新型コロナウイルスに感染しているか調べる検査について、新たに、患者自ら採ることができる鼻の入り口の粘液も、検体として使えることになります。
新型コロナウイルスの検査について、厚労省の部会は、鼻の奥の粘液や唾液だけでなく、患者自らが、ぬぐい棒を使って鼻の入り口で採る粘液も検体として使うことを了承しました。
鼻血が出やすい部位でもあることから、医療従事者の管理下で採取します。
対象は、症状がある患者で、簡易キットの場合は、発症から2日目から9日目としています。
厚労省は、今後のインフルエンザとの同時流行に備えて検査の拡大を図る考えで、早ければ今月中にも実施したいとしています。
また、部会では、「指定感染症」の運用の見直しも議論され、入院措置の対象を全ての感染者としているところを、高齢者など重症化リスクが高い人とすることも了承されました。厚労省は、来月、新たな運用を開始するとしています。