羽生善治九段 竜王戦七番勝負第2局で勝利
将棋の羽生善治九段(50)がタイトル獲得通算100期を目指す竜王戦七番勝負第2局は、羽生九段が竜王の豊島将之二冠(30)に勝利し、勝負を1勝1敗のタイに戻しました。
名古屋市の亀岳林万松寺で22日から行われていた、竜王戦七番勝負第2局は23日、羽生九段の封じ手を開封し、午前9時に再開されました。
1日目の形勢はほぼ互角でしたが、2日目は羽生九段が対局中、うなずく様子も見られ、昼食後の終盤でリードを奪いました。午後4時半すぎには、勝ち筋が見えたときに現れるという、羽生九段の指の震えが見られ、午後5時10分、96手までで、竜王の豊島二冠が投了し、羽生九段が勝利しました。
竜王戦七番勝負は両者1勝1敗のタイとなり、羽生九段はタイトル獲得通算100期まであと3勝となりました。第3局は来月7日と8日に京都市の世界遺産、総本山仁和寺で行われます。
写真提供:日本将棋連盟