海図作成のため 海上保安庁職員が南極へ
南極の海図作成のため、南極地域観測隊員として今月、日本を発つ海上保安庁の女性職員が抱負を語りました。
海上保安庁海洋情報部 吉田夏希さん「(経験を)生かしてですね、しっかり海上保安庁としての仕事を全うできればもう1回り、2回り大きくなって帰ってきたいなと思っています」
第62次南極地域観測隊員に選ばれた海上保安庁の吉田夏希さん。入庁前から南極での任務に就くのが夢だったといいます。
1年の半分を海の上で過ごすこともあったという海洋調査や測量の経験を生かし、南極の昭和基地周辺で水深や地形の調査などを行う予定です。
今回の観測隊は、海上自衛隊の艦船「しらせ」で今月20日、日本を発った後、新型コロナの感染防止のためどこにも寄港せず、およそ1か月かけて南極を目指します。
海上保安庁海洋情報部 吉田夏希さん「ワクワクというか、何があるんだろうという好奇心のほうが今は大きいです。できるだけ多くのデータを持ち帰りたいなと」