道路陥没“空洞ただちに安全性に影響ない”
東京・調布市の住宅街で道路が陥没し、地中に新たな空洞が見つかった問題で、NEXCO東日本の有識者委員会は、空洞はただちに安全性に影響はないとの見解を示しました。
この問題は、調布市で住宅街の道路が陥没し、その後の調査で、近くの地中に長さ30メートルの空洞が見つかったもので、NEXCO東日本の有識者委員会は、真下で行われていた外環道のトンネル工事との関連を調べています。
5日、3回目となる委員会は空洞について、工事との因果関係は不明としながら、ただちに安全性への影響はないとしました。
ただNEXCO東日本は、空洞の真上には集合住宅もあるため、今後、数日以内に空洞を埋める作業を始めたいとしています。
また、NEXCO東日本は、最初の陥没の、およそ1か月前の9月中旬ごろに、周辺住民から、騒音の苦情が相次いでいたことを明らかにしました。この時期、トンネル工事は掘削のペースが落ちるなど、難航していたということです。
今後、他に空洞がないか調べるとともに、年内を目標に原因調査を進めるとしています。