羽生九段 タイトル100期目指し第3局
将棋の羽生善治九段(50)がタイトル獲得通算100期を目指す竜王戦七番勝負は、京都市の世界遺産・仁和寺で7日から第3局が行われています。
羽生九段は竜王戦七番勝負で竜王の豊島将之二冠(30)を相手に1勝1敗で、7日からの第3局を迎えました。第3局の舞台は京都市の世界遺産・仁和寺で、関係者が見守る中、午前9時、立会人の対局開始の合図とともに、先手の羽生九段が飛車先の歩を突きました。
19歳で初のタイトル「竜王」を獲得して以来、トップ棋士として活躍し続け、「七冠独占」や「永世七冠」など偉業を達成してきた50歳の羽生九段。通算100期目のタイトル獲得がかかっています。
6日の前夜祭で竜王戦七番勝負に対し「注目の高さを感じる」と話していた豊島二冠は、タイトルの中でも序列の高い「竜王」と「名人」を同時に保持するなど活躍していますが、これまでタイトルを防衛できたことはありません。対局のおやつによく注文する「フルーツ盛り合わせ」を7日午前のおやつにも注文し、初防衛を目指して対局に臨んでいます。
対局は持ち時間がそれぞれ8時間で、8日午後には第3局の勝敗が決まる見通しです。
※写真提供:日本将棋連盟