北朝鮮による拉致被害者家族会の飯塚代表は、アメリカ大統領選挙で民主党のバイデン氏の勝利が確実となったことを受け、コメントを発表しました。

家族会の飯塚繁雄代表は、「トランプ大統領は我々に対し解決に向かって努力することをはっきりと約束してくれた。バイデン氏が就任しても拉致問題に取り組んでくれるという期待感はある。新政権でも同じような意気込みで対応を続けてほしい」と、アメリカの大統領選挙で勝利を確実とした民主党のバイデン氏に期待感を示しました。

その一方で、「新型コロナや人種問題などアメリカ国内に多くの課題があり、拉致問題まで手が届かないのではないか」との懸念も示した上で、日本政府に対し、「家族にも被害者にも時間がない。アメリカの協力は欠かせないが、任せるだけではいけない。イニシアチブを取ってほしい」と述べ、引き続き、拉致問題の進展へ向けて日米での連携を求めました。