福島原発“爆発の瞬間”唯一の映像で検証へ
2011年に起きた東京電力・福島第一原発の事故で原子炉建屋が爆発する瞬間を、福島中央テレビが撮影した世界で唯一の映像。今回、事故の詳細を検討するため、日本テレビが映像処理を行い、国の検証チームに提供しました。
映像は、12日に初めて公開されました。2011年に撮影された爆発の瞬間を超解像処理した上で、画面の揺れや色を調整したものです。
事故原因の究明で最も注目されているのは、爆発が始まる一瞬の変化。その部分を詳しく見てみると──
これまで「爆発の開始」だと思われていたのは、オレンジ色の炎が建屋の上部から上がるコマ。しかし、今回、その2つ前のコマの別の部分にも赤い炎のようなものが確認できます。
この映像から何が分かるのか、12日午後2時半からの原子力規制委員会の会合で検討されます。