成田空港最終損益 民営化後初の赤字見通し
成田国際空港会社は決算発表を行い、今年度の最終損益が民営化後初めて赤字になる見通しを発表しました。
成田国際空港会社は26日の会見で、9月までの中間決算の最終損益が424億円の赤字となり、今年度の最終損益が783億円の赤字になる見通しだと発表しました。赤字となるのは2004年に民営化して以来初めてです。
新型コロナウイルスの影響により、海外との出入国が制限されるなど、航空機の発着や旅客数が大幅に減少したことが大きな要因だということです。また、新型コロナの感染拡大前の水準にまで戻るには時間がかかることが見込まれるため、年間を通して赤字になる見通しです。
成田国際空港会社は、2019年度は244億円の黒字でした。