日産上期決算 最終損益3299億円の赤字
日産自動車の今年4月から9月までの決算は、最終損益が3299億円の赤字となりました。一方で、今年度1年間の業績見通しについては上方修正しています。
日産自動車が発表した今年4月から9月までの決算で、最終損益は3299億円の赤字となりました。新型コロナウイルスの影響で販売台数が大きく落ち込こんだことが響きました。
一方で、今年度1年間の業績については、アメリカや中国市場の販売数が予想を上回るペースで回復していることから、営業損益を従来の4700億円の赤字から上方修正し、3400億円の赤字になると見通しています。
会見で内田社長は「今年度、上方修正したが、赤字を抱えていることも事実」と述べ、固定費削減には妥協なく取り組み、事業を成長軌道に戻すとして、構造改革をさらに進めていくと強調しました。
また、日本市場において、今年度中に新たなコンパクトカーを発売するなど、引き続き、新型車投入によるブランド価値向上を目指すということです。