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会計検査院 決算の297億円あまり不適切

2020年11月10日 12:11
会計検査院 決算の297億円あまり不適切

会計検査院は昨年度の国の決算で、297億円あまりが不適切だと指摘する検査結果を菅首相に提出しました。

会計検査院が昨年度の国の決算のうち、税金の無駄遣いや法令違反などを指摘したのは、248件で金額は合わせて297億2193万円でした。

前回のおよそ1002億円から大幅に減少しています。新型コロナウイルスの影響で、職員が行う実地検査に制約があったためで、指摘された件数も、前回からおよそ90件減っています。

一件あたりの指摘金額が最も大きかったのは、外務省が日中友好会館へ2016年に拠出した資金に関するものでした。およそ57億円が植林事業に使われる予定でしたが、4年間、一度も事業が行われていなかったということです。