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日本大学、アメフト部廃部の方針決定 臨時理事会開催へ【中継】

2023年11月29日 16:08
日本大学、アメフト部廃部の方針決定 臨時理事会開催へ【中継】

日本大学アメフト部の薬物事件をめぐり、部内から3人目の逮捕者が出たことなどを受け、日本大学はアメフト部の廃部の方針を決定したことがわかりました。このあと臨時の理事会が開催されます。中継です。

日本大学は一連の薬物事件をめぐり、アメフト部から3人目の逮捕者が出たことなどを受け、28日、廃部の方針を固め、29日午後5時から臨時の理事会が行われる予定です。

理事会では廃部の方針について理事らに報告がされるほか、薬物事件の対応をめぐり文科省に提出を求められているガバナンスの改善計画についての話し合いや、辞任の意向を回答している酒井学長と澤田副学長の辞任と、その時期が正式に決まる見通しです。

日大アメフト部は「フェニックス」の愛称で親しまれ1940年の創部以来、大学屈指の強豪校として活躍していましたが、薬物事件をめぐり、今年9月から無期限の活動停止処分となっていました。

今回の廃部の決定をめぐり、学生たちからは理事長らの一連の対応に厳しい声があがっていました。

日本大学の学生
「もうちょっとどうにか理事長たちに頑張ってもらって、早めから対策してもらいたかった。大ごとになった時点でそれはしょうがないという感じです」

日本大学の学生
「(廃部は)当然なんじゃないかな。これだけやらかしたので」

一方、29日朝、林真理子理事長は、アメフト部の廃部について取材に応じることはありませんでした。

薬物事件を発端に、上層部の不適切な対応も重なり、廃部に追い込まれたアメフト部。

ある現役のアメフト部員は「まだ廃部としかいわれていない。どうしたらいいかわからない」と話しています。

今後、部員に対する大学側の救済措置の行方などが注目されます。