日大薬物事件対応めぐり“パワハラ受けた”…澤田副学長が林理事長を提訴
アメフト部の薬物事件への対応をめぐり、理事会から辞任勧告を受けた日本大学の酒井学長と澤田副学長が辞任の意向を固め27日、大学側に回答する方針です。一方、澤田副学長は林真理子理事長からパワハラを受けたとして林理事長を提訴しました。
アメフト部薬物事件への対応をめぐり、日本大学の臨時理事会は、今月22日、澤田副学長に対し即時の辞任、酒井学長に対し今年度末での辞任を勧告しています。
関係者によりますと、2人は「混乱を回避するため」などとし辞任する方針を固め、27日、大学側に回答する予定だということです。辞任は、近く行われる理事会で具体的な時期などが話し合われたのち、理事たちにより承認される見通しです。
一方、薬物事件の対応をめぐり、澤田副学長が林理事長から辞任するよう執ように求められるなどパワハラを受けたとして、林理事長に対し1000万円の損害賠償を求めて、27日、東京地裁に提訴したことが関係者への取材で明らかになりました。
林理事長側は、「訴状が届いておりませんので、回答を差し控えさせていただきます」とコメントしています。