「はやぶさ2」カプセル分離 あす地球へ
日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が5日午後、小惑星の砂や石などが入ったとみられるカプセルを地球に向けて分離することに成功しました。カプセルは6日未明に地球に着陸する予定です。
午後2時37分、カプセル分離の成功が確認されるとJAXAの管制室には拍手が起こり、安堵の笑顔が見られました。カプセルには、去年、「はやぶさ2」が地球からおよそ3億キロの小惑星「リュウグウ」で採取した砂や石などの地下物質が入っているとみられ、分析によって生命の起源に迫ることが期待されています。
「はやぶさ2」本体は、軌道を修正して再び地球から離れ、次の小惑星探査に向け出発しました。
カプセルは6日午前2時28分に大気圏に突入し、火球となりながらオーストラリアの砂漠地帯に着陸する予定です。