はやぶさ2カプセル JAXAの施設に到着
日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が宇宙から持ち帰ったカプセルが8日朝、日本に帰国し、1時間ほど前に、神奈川県相模原市にあるJAXA(=宇宙航空研究開発機構)の施設に到着しました。
午前7時10分ごろ、「はやぶさ2」のカプセルをのせた飛行機が羽田空港に着陸し、約30分後、カプセルが入っている箱が運び出されました。そして、午前10時半すぎ、相模原市にあるJAXAの施設にカプセルが到着しました。
50分ほどかけて、記録写真の撮影などカプセルを研究棟に搬入する準備をしたあと、トラックの荷台が開き、カプセルが入ったコンテナが運び出されました。
カプセルの中には、地球から約3億キロの小惑星「リュウグウ」で採取した石や砂などの地下物質が入っているとみられ、今後、カプセルを分解し、今月中旬頃には、サンプルが入っている部分のフタが開けられるということです。
半年ほどかけて物質の記録をとったあと、来年6月から本格的な分析が行われるということで、太陽系や地球の水がどうできたのかなど、生命誕生の謎に迫ることが期待されています。