1年のホコリを払う「お身ぬぐい」 法隆寺
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世界遺産・法隆寺では、仏像に積もった今年1年のホコリを払う「お身ぬぐい」が行われました。
法隆寺の「お身ぬぐい」は1993年、世界遺産に登録されたのを機に始められたもので、仏像に美しい姿で新年を迎えてもらおうと、毎年この時期に行われています。
8日午前10時、仏像の魂を抜く法要が営まれた後、マスクをつけた僧侶らが竹の先に和紙をつけたハタキを使って、国宝の釈迦三尊像や仏具などに1年間積もったホコリを丁寧に払っていました。
訪れた参拝者らは、次第に輝きを取り戻していく仏像を静かに見守っていました。