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避難情報の名前変更へ 来年大雨の時期から

2020年12月10日 21:48
避難情報の名前変更へ 来年大雨の時期から

避難情報の名前が、来年から変わることになりました。

内閣府の専門家会議は10日、大雨の際に自治体が出す避難情報の名前を変更する方針を決めました。

国が去年から導入している5段階の大雨警戒レベルについて、命の危険を示すレベル5の情報を「災害発生情報」から、住民の行動を指し示す「緊急安全確保」に、また、避難するタイミングのレベル4は、「避難勧告」「避難指示」と2つの情報があったものを、「避難指示」に一本化する方針です。

さらに、移動に時間がかかる高齢者らが避難するタイミングのレベル3では、これまでの「避難準備・高齢者等避難開始」から、「高齢者等避難」と短縮化されます。

この新しい避難情報は、来年の大雨シーズンから運用される予定です。特にこれまであった「避難勧告」を廃し、レベル4を「避難指示」に一本化することで避難するタイミングを分かりやすくし、このレベル4の段階で避難を完了するよう改めて求める方針です。