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長崎で78回目の「原爆の日」 長崎市長が平和宣言「核抑止への依存からの脱却を」

2023年8月9日 15:08
長崎で78回目の「原爆の日」 長崎市長が平和宣言「核抑止への依存からの脱却を」

長崎は9日、78回目の原爆の日を迎えました。平和祈念式典は台風の接近に伴い、60年ぶりに屋内の会場に変更して行われました。

朝から荒れた天気となった被爆地・ナガサキ。追悼の祈りをささげる人たちの姿がありました。

4歳で被爆「いつもと毎年、変わらない気持ちで、平和が訪れることを祈っている」

屋内施設での開催となった平和祈念式典は、主催する長崎市の関係者と被爆者の代表者のみが参列し、岸田首相ら来賓と一般の参列は見送られました。

式では、この1年間に新たに死亡が確認された3314人の名簿が奉安され、長崎原爆の犠牲者は19万5607人となりました。

鈴木長崎市長の平和宣言「今こそ核抑止への依存からの脱却を、勇気を持って決断すべきです」

長崎市の鈴木市長は平和宣言で、核保有国や核の傘の下にいる国のリーダーに、「核抑止に依存せず、核兵器廃絶への道を着実に進むよう」求めました。

原爆投下から78年。ナガサキはきょう一日、深い祈りに包まれます。