水虫などの治療薬に睡眠導入剤の成分が混入し、健康被害が出た問題で、厚生労働省と福井県は、２１日にも、製薬会社「小林化工」に立ち入り調査する方針を固めました。

福井県あわら市にある「小林化工」は、製造した水虫などの経口治療薬に、誤って睡眠導入剤の成分が混入し、服用した人に健康被害などが出たとして、この薬を自主回収しました。

この問題で、厚生労働省は、２１日にも、福井県、医薬品医療機器総合機構と合同で、医薬品医療機器法に基づいて、小林化工に立ち入り調査を行う方針を固めました。

厚労省は、「混入が単純なミスなのか、構造的な問題があるのか、管理監督体制についても広く調べる必要がある」としていて、調査の結果によっては、一定期間の業務停止命令など行政処分を検討するということです。