小林化工“業務停止命令など免れない”
小林化工が製造した薬に睡眠導入剤が混入した問題で、厚生労働省による立ち入り調査が始まり、国の担当者は「業務停止命令などの厳しい行政処分は免れない」としています。
福井県あわら市の小林化工の立ち入り調査を始めたのは、厚生労働省と県、それに独立行政法人の医薬品医療機器総合機構です。作業記録の確認や従業員への聞き取りをして製造工程や品質管理体制について調べますが、厚生労働省の担当者は「業務停止命令などのかなり厳しい行政処分は免れない」としています。
また、水虫薬以外にも医薬品医療機器等法に違反する製造工程の医薬品があったとして調査を進めています。
小林化工が製造した水虫などの経口治療薬に睡眠導入剤の成分が混入した問題では、2人が死亡し、155件の健康被害が出ています。