来年の東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式について、狂言師の野村萬斎さんをトップとする演出チームが解散し、新たなメンバーで制作されることになりました。さきほど、野村さんらが会見し、心境を語りました。

野村萬斎さん「苦渋の決断ではあると思いますけれども、それが一番シンプルなコロナに対する対応かなと、私たちは納得したつもりです」

東京大会の開閉会式は、これまで野村さんをトップに映画監督の山崎貴さんら７人のチームで演出案を練ってきました。しかし、新型コロナの感染防止と経費削減のため演出の変更が必要になり、これまでのチームは解散し、新たなトップにパラリンピックの開閉会式の責任者だったＣＭクリエーターの佐々木宏さんが就任します。

佐々木宏さん「コロナがあったからこそいろんな意味で新しい式典のアイデアがうまれたり、式典イメージをここで変えるチャンス」

佐々木さんは「あまり華美な演出や驚かすようなものではなく、希望が先に見えるものにしたい」と語りました。