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アイデアで花開く おうちクリスマスに彩り

2020年12月24日 21:55
アイデアで花開く おうちクリスマスに彩り

苦境に立たされている花業界。家で過ごすクリスマスを華やかに彩るサービスが続々登場しています。

クリスマスムード一色の東京・原宿。その一角で、人々が足を止めていたのは、ラフォーレの前に飾られた壮大なフラワーアレンジメント!クリスマスツリーも顔負けの存在感。色鮮やかな花が飾られていました。

フラワーサイクリスト・河島春佳さん「販路を失ってしまったお花を、こういうふうに装飾させていただいています」

コロナなどの影響で、行く当てがなくなってしまったお花を使った装飾なんです。そのお花を使ったクリスマスリースや、フラワーボックスなども販売されています。

今年、お祝い事などが中止となり売れ行きが落ちているというお花。

スパイス・森たかねさん「8割~9割くらいは(イベントが)減っている状況ですので、(売り上げも)例年より下がっているかなと」

都内にある花屋「スパイス」では、売り上げが落ち込む一方で“あるサービス”に救われているといいます。

スパイス・森たかねさん「サブスクの方は安定した需要があったので、大変助かりました」

1回800円から、自宅にお花が届くという、サブスクのサービスに加盟しているといいます。自宅をお花で彩ろうと利用する客が増えていて、この時期はクリスマス限定のパッケージも販売。

スパイス・森たかねさん「お花が届いて『よかった』ということで、お店に来てくださるお客様もいらっしゃいます」

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地元の伝統工芸とコラボし、苦境を乗り切る花屋も登場しています。群馬県・桐生市にある花屋。作っていたのは、ドライフラワーです。

花のにしはら・増子蘭さん「ドレスのお花です」

お花がドレスに?どういうことなのか、コラボしている会社を訪ねてみました。

桐生市を代表する伝統工芸「桐生織」のハンカチを、ドレスのようにまとわせ、ドライフラワーを持たせれば、まるでプリンセス!その名も“ハンカチドール”という商品。

新型コロナの影響で「桐生織」の売り上げも低下。地元を盛り上げるため、花屋などとコラボし、開発に至ったといいます。花と一緒についているQRコードで、メッセージ動画を贈ることもできるのです。

i4・石橋進社長「ハンカチドールが心をつなぐ懸け橋となって、喜んでいただければなと」

異例のおうちクリスマス。お花で彩りを加えてみてもいいかもしれません。