日本テレビで一番の鉄道好きアナウンサー藤田大介アナが、鉄道に関するニュースや話題をマニアックな目線でお届けする「藤田大介アナの日テレ鉄道ＮＥＷＳ」。今回は市民らの声を受けリニューアルした、西武鉄道・多摩川線の多磨駅をお伝えします。

西武鉄道多摩川線は、東京・武蔵野市の武蔵境駅と府中市の是政駅の８キロの区間を結ぶ単線の路線です。新宿線や池袋線など、そのほかの西武鉄道の路線とは直接線路がつながっていない孤立路線でワンマン運転が行われています。

西武鉄道・多摩川線の多磨駅が市民らの声を受けリニューアル！１２月２２日、新しい駅舎の開業を記念したセレモニーが行われました。

これまでの多磨駅の出口は西側のみしかなく、大学や味の素スタジアムがある東側へは、老朽化などが懸念される地下通路などを通る必要がありました。

市民らの要望から、府中市との協力で多摩駅を橋上駅舎化。新たに東口が誕生しました。東西を結ぶ自由通路は豊かな緑と光を取り入れる大きなガラス張りに、さらにエレベーターやエスカレーターが設置されるなど、バリアフリーなつくりになりました。

また、天井や自由通路の壁には多磨駅周辺の魅力の１つ「桜」をモチーフにしたアートが華やかに彩られています。花びら一枚一枚には鳥や、チョウ、てんとう虫など多磨駅周辺でみられる生き物が可愛らしく描かれています。

実はこのイラスト、多磨駅をより身近に感じてもらうために１１月に行われたイベントで駅の利用者や地元の人が描いたもので、西武鉄道によりますと「新しい駅舎をきっかけに多磨駅周辺の魅力の再発見につながれば」と話しています。