×

バンコク 日本関わった鉄道路線の開通式典

2021年8月2日 23:08

タイの首都バンコクで2日、日本政府や企業が関わった新たな鉄道路線の開通式典が開かれました。

開通したのは、バンコクの首都圏を走る総延長40キロあまりの都市鉄道「レッドライン」です。

利用客が多く見込まれる主要区間は日本政府の円借款で建設され、運行する新型車両の製造は日立製作所が、信号などのシステム設計は三菱重工が手がけました。

バンコクでは交通渋滞や大気汚染が深刻な問題となっていて、開通式典にリモートで出席したプラユット首相は、新路線の開通について「環境への負荷を減らし、渋滞緩和につながる」などと期待を述べました。

「レッドライン」は2日から3か月間無料で運行し、11月に正式に開業する予定です。

■写真:タイ国鉄