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駆け込み狙う? 年末の犯罪 「偽サイト」「偽アカウント」に注意 見抜くポイントは 【#みんなのギモン】

2023年12月25日 21:23
駆け込み狙う? 年末の犯罪 「偽サイト」「偽アカウント」に注意 見抜くポイントは 【#みんなのギモン】

25日のギモンは「駆け込み狙う? 年末の犯罪」です。

今年も残すところ25日を含めて、あと1週間です。あっという間に年の瀬になりました。「忙しい」という字は心を亡くすと書き、まさに心を亡くすほど忙しくしている、その隙間につけ込んだ詐欺や空き巣などの犯罪があるので注意しなければいけない時期です。

今回取り上げるサイト、東京ディズニーリゾートの入場券を買うサイトのように見えますが、実は偽サイトです。本物の公式サイトと比べると気づかないくらいそっくりです。

よく見れば、サイトのトップに本来ある「リゾート」というロゴがなかったり、書いてある文章の中身がちょっとだけ違ったりしています。偽サイトの方を先に見てしまったら、偽物だということに気づく余地もないです。

同じ作りでURLが違うサイトは、少なくとも2つ確認できています。URLを変えて偽物の方が複数存在している可能性があります。偽サイトの目的は不明ですが、クレジットカード情報などを入力すると個人情報が抜き取られたり、さらには詐欺の被害にあう可能性もあるということです。

こうした状況を受けまして、東京ディズニーリゾートも今月14日に不審なサイトにアクセスしないよう注意を呼びかけています。

そこで、25日のポイントはこちらです。

◇ふるさと納税 “偽アカ”で詐欺?
◇焦りにつけ込んで…

■急いでいるときほど注意を

今だからこそ気をつけたいことがあります。それが、豪華な返礼品が魅力的なふるさと納税です。今年も年末が迫っていますが、寄付の締め切りは12月31日までとなっています。

特に今の時期、手続きするのを忘れていたと、駆け込みで手続きをしようとしている人も多いかもしれません。

ただ、急いでいるときほど気をつけなければいけません。総務省は寄附金をだまし取る、偽のサイトに注意を呼びかけています。

それを見分けるポイントはいくつかありますが、例えば地方公共団体の住所や連絡先などの記載がない。あるいは寄付額の割引などを宣伝文句にしている。つまり、同じ返礼品をもらうのに、さらに今お得になりますよ、といったような宣伝文句です。こういった場合には、偽サイトの可能性があるので要注意です。

■公式のプレゼントに乗っかり…偽アカウントがDMで別サイトへ誘導

最近はふるさと納税をPRするSNS上にも偽物が出ています。

鹿児島県にある肝付町では、インスタグラムで牛肉や黒豚など今年の返礼品を紹介していますが、今月、偽アカウントがあることが住民からの情報提供で発覚しました。

公式アカウントは、アカウント名が「kimotsuki_town」と間に「_(アンダーバー)」が入りますが、偽物は「kimotsuki._town」「kimotsuki.town」など「.(ドット)」と「_」が組み合わさっていたり、「.」だけが間に入っているなどの違いがありました。

公式アカウントでは、毎月フォロワー10人にカレーや牛丼の特産品をプレゼントしているそうで、これに偽物も乗っかったかたちで、偽アカウントをフォローした人には「プレゼントに当選しましたよ」とダイレクトメッセージが届き、そのダイレクトメッセージに記載されたURLなどから別のサイトに誘導されていき、結果としてクレジットカードの番号が要求されるそうです。

公式だと当たった人に名前、住所、電話番号を聞くことがあってもクレジットカードの番号を聞くことはないので注意が必要です。

実際、クレジットカードの番号を入力した人もいたそうですが、おかしいと気づいてカードの方を止めたため、今のところ被害者は出てないそうです。

詐欺などに詳しいジャーナリストの多田文明さんに話を聞いたところ、これまではふるさと納税の偽サイトを作り、そこに申し込みをさせてお金をだまし取る手口などが多かったそうですが、最近はSNS上に偽アカウントを作って、そこで個人情報を得て、それを材料にして詐欺行為が始まるケースが目立ってきているそうです。

盗み取られた個人情報は闇サイトなどで売買され、それが被害につながる。なので、大事なのはとにかくクレジット情報が盗まれないようにすることです。偽アカウントを見破るのが一番いいですが、せめてカード情報を入力段階で不自然な点がないか今一度立ち止まる。そして、事後になりますけど、利用明細をしっかり確認して、不審な点がもしあったらカード会社に連絡することも大切です。

■警視庁がサンタのイラストで手口を投稿

続いては「焦りにつけ込んで…」をみていきます。

警視庁が今月、SNSに投稿した手口ですが、今の時期らしくサンタクロースのイラストで紹介されています。

赤サンタが偽のネットショッピングサイトに代金を振り込んでしまい、結果、商品が届かなかったケースです。サイトの運営者に連絡するとメールが届きました。その内容は、○○payでアカウントを作成し入金させ、指定した返金用のURLをクリックするなどというものです。指示通りに操作すると、結果として知らない人にお金を送ってしまうことになります。

サイトの運営者からの指示が書かれたメッセージの中には「○円送金」と表示が出るけど気にしないでと書かれていて、おかしいと思っても指示通りに動いてしまうそうです。

警視庁は、指定された方法で返金が本当にできるのか落ち着いて判断してと呼びかけています。

   ◇

年末はものを買う機会が多いので気をつけたいところです。警察庁は「年末年始に限らず、家族と連絡を取り合って詐欺に注意してほしい」と話しています。

(2023年12月25日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)

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https://www.ntv.co.jp/provideinformation/houdou.html

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