街路樹切断「降格怖くて断れなかった」 旧ビッグモーター元店長、起訴内容認める
神奈川県川崎市で店の前の街路樹を切断した罪に問われた旧ビッグモーターの元店長の初公判が開かれ、元店長は起訴内容を認めました。
「ビッグモーター川崎店」の元店長の男性は2022年、従業員に指示し、店の前に植えられていたツツジ6本を切断した罪に問われています。
14日の初公判で元店長は起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で、旧ビッグモーターでは「清掃状況などを評価する『環境整備点検』の結果次第で降格させられたりするという共通認識が従業員の間にあった」としたうえで、「元店長は点検後に街路樹の除去を指示され従わないと降格などにつながると考えた」と指摘しました。
元店長は被告人質問で「降格が怖くて指示を断れなかった」「以前、降格したときには給料が半分くらいになった」と述べたうえ、「迷惑をかけ申し訳ない」と謝罪しました。