陸自ヘリ捜索 きょう以降、飽和潜水再開へ
沖縄・宮古島沖で陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った事故で、機体とみられるものが見つかった場所では、14日に中止となった飽和潜水が15日以降、再開される見通しです。現地から中継です。
こちらの池間島では、15日午前9時ごろから雨が降り始め、風も強くなってきています。14日とほぼ同じ場所に停泊している潜水艦救難艦「ちはや」も、15日は悪天候でかすんで見えます。
13日、ヘリの機体とみられるものが発見されたのは、レーダーから機影が消えた地点から近い、伊良部島沖合の海底です。防衛省関係者によりますと、機体とともに3人から4人の人の姿も見つかっているということです。
さらに、潜水士による目視で確認するため14日、潜水艦救難艦「ちはや」では、深い場所でも安全な潜水が可能となる飽和潜水を開始しましたが、機材トラブルのため中止となりました。
防衛省は15日以降、飽和潜水を再開する方針ですが、いまのところ「ちはや」の艦上では乗組員の動きはみられず、飽和潜水に向けた作業を行う様子は確認できていません。
宮古島地方は日中、雨が続く予報ですが、周辺の海では24時間態勢の捜索が続いています。