大阪・兵庫・京都の３府県は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府に対し合同で「緊急事態宣言」の発出を要請しました。西村担当大臣は、「専門家の意見を聞いて検討する」と述べました。

感染者が連日過去最多を更新している大阪府と兵庫県、京都府の知事は９日午後、西村経済再生担当大臣とテレビ会議を非公開で行い、「緊急事態宣言」の発出を合同で要請しました。

西村経済再生担当大臣「（３府県の知事と）極めて強い危機感を共有した。３知事と状況を確認しながら専門家の意見を聞いて（緊急事態宣言の発出を）国において検討していく」

大阪府・吉村知事「来週中に対策本部会議を開き大阪府全域（の飲食店など）に午後８時までの時短要請をお願いしたい」

大阪府の吉村知事は緊急事態宣言が発出されている首都圏と同様の措置を今月１４日から来月７日まで、府民などに要請する方針を示しました。

一方、兵庫県や京都府は、日本海側の地域などの感染者が比較的少ないことから、「要請のエリアや内容は地域の実情に応じて判断したい」と話しました。