「お弁当・お惣菜大賞」発表!日本一の味は
お弁当やスイーツの日本一が決定しました。今回で10回目を迎える「お弁当・お惣菜大賞」。お弁当やスイーツなどの頂点に輝いたのは…?
首都圏や近畿地方などに展開するスーパー「成城石井」。“日本一”に輝いたスイーツが販売されています。
シチリアレモンのすっきりとした酸味を堪能できる、その名も「イタリア産シチリアレモンのチーズケーキ」。今回で10回目を迎える「お弁当・お惣菜大賞2021」で、スイーツ部門の「最優秀賞」に選ばれました。去年夏の期間限定商品でしたが、今回の受賞を受けて販売を再開しています。
成城石井等々力店・野澤拓人店長「(去年夏に)当初予想していた 1.5倍くらいの売り上げをたたき出した。(新型コロナの影響で)外食が減って、ご自宅で、よりおいしいお惣菜やデザートを召し上がりたいお客様が、新しくいらしてる感覚はあります」
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一方、埼玉県などに店を構えるスーパーには“日本一”の弁当があります。
弁当部門の「最優秀賞」を受賞したのは、三陸産のサンマを1匹まるごと使ったお弁当。骨まで食べられるように、やわらかく仕上げた点が評価されました。
弁当を開発した 彩裕フーズ・山本孝二さん「(受賞は)感無量です。高温調理の圧力で、(サンマの)身はふっくら骨までやわらかく調理しています。(サンマの)頭から尻尾までの骨も、すべて食べることができます」
“日本一”の弁当は、「生鮮市場TOP」と「マミーマート」で取り扱われていて、これまで週末のみの販売でしたが、来週19日以降は、毎日販売する予定だということです。
購入した客「ぱっと見た感じが、すごくおいしそうだなと。(骨を)とらなくて、邪魔じゃなくていいと思います」
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全国4万2000件以上の応募から、お弁当やスイーツなど11の部門ごとに優秀作品を表彰する「お弁当・お惣菜大賞」。
今年の、おにぎり部門の「最優秀賞」は、福島県いわき市のスーパー「マルト」のおにぎり。そのこだわりは、いわき市のブランド米や、地元の酒の酒粕を使って仕込んだホッケです。ミシュランガイド東京に掲載される「おにぎり浅草宿六」の指導を受けて完成させたということです。
マルト 生鮮デリカ本部・取締役本部長「食べたら思わず笑顔になれるような、おにぎりになっていると思います。いわき東北の思いがひとつに詰まった、本当においしいおにぎりになっていると思います」
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一方、中華点心部門で「優秀賞」を受賞したのは、神奈川県のスーパー「スズキヤ」が開発した春巻き。一見、普通の春巻きですが、中の具材にユニークな特徴があります。
なんと、春巻きに使われているのは「フォアグラ」。さらに舞茸など3種類のきのこも入った、食べ応えのある一品です。
スズキヤチーフバイヤー・木内美紀さん「なかなか外食をするようなことも難しくなってきた状況の中で、自宅で、ちょっとぜいたくだったり、ちょっとおいしいものを召し上がっていただきたいという思いで(開発した)」
惣菜部門でも「豚肉の香草焼きグリル」が優秀賞を受賞した「スズキヤ」。新型コロナの感染拡大以降、惣菜の売り上げはおよそ1割アップしていて、今後は、家庭では作りづらいものや、地元産の食材を使った商品を積極的に開発していくということです。