在宅勤務や外出自粛で増えた、おうち時間を快適に過ごしたい。そんな声に応え、無印良品が、家具をレンタルできるサービスを本格的に始めました。一方で、大手企業の家具を格安で売る「偽サイト」が出回っています。被害女性がその手口を語りました。

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シンプルなデザインが人気の「無印良品」。コロナ禍の新生活にぴったりなサービスを、今月から開始しました。

良品計画住空間担当・湯崎知己部長「こちらが定額月額サービス対象の家具になります」

自分好みの家具を、定額料金で借りることができる定額サービス、いわゆるサブスクです。ベッドや椅子などの家具の中から選ぶことができます。例えば、シングルベッド、定価は２万９９００円ですが月額６００円で４年間のレンタルが利用可能に。

湯崎知己部長「テレワークの需要が増える中で、シンプルなデスクとか収納も重要になってくる。必要なものを必要な期間だけという、ご意思のあるお客様にご利用いただければと」　

おうち時間を快適に過ごす新商品も。

ブリッド広報室・岩橋祐さん「床に接する部分は弓のような円弧のような形をしていて、ゆらゆら揺れることができるので、くつろぎの椅子、ロッキングチェアとして使っていただける」

自動車のシートを作るメーカーと、木工家具の専門店がタッグを組み、ロッキングチェアを開発。シートは長距離トラックにも使用されているもので、テレワークなど、長時間座っていても疲れにくい構造になっているといいます。

岩橋祐さん「おうち時間本当に長くなってきてますが、こういったシートでくつろいでいただいて、なるべく快適に過ごしていただけるような、お手伝いができればと思います」

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一方で、増えるおうち時間を狙った悪質な手口も。ソファやテーブルなどの家具が掲載されたサイト。左上には大手家具メーカー、「ニトリ」の文字があります。実はこれ、偽サイトなのです。被害にあったという３０代の女性は。

被害にあった女性「家具がすべてニトリで見たことある家具ばっかりだったので、他のサイトとは全然全く思わなかったですね」

偽のサイトと本物のサイトを見比べてみると、女性がいうように同じ商品も掲載されています。しかし値段は、偽サイトのほうが７割以上も安く売られていました。町の人からも。

３０代主婦「だまされちゃいそうです。完全に同じ画像だし、ぱっと見わからないですね」

２０代学生「こんなに似てたら、迷わずほしいと思ったら買っちゃうんじゃないですか。値段は安ければ安いほうがいいし」

本物とそっくりのため、自分もだまされそうとの声が。一方で、被害にあった女性は、途中で不審に思い購入は思いとどまりましたが、会員登録をするため、名前や電話番号などを入力してしまったといいます。

被害にあった女性「コロナの影響で外出は控えたいなと思って、ネットで買おうと思って探したのですが、（登録した）パスワードも、自分では覚えてないところのサイトで使っている可能性もあるので、怖いなと思いますね」

コロナ禍で増える、ネット通販を悪用した巧妙な手口。ニトリは、偽サイトへのアクセスや、ＩＤやパスワード等の個人情報の入力を行わないよう注意を促しています。