「森会長の発言は不適切」組織委がコメント
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長による女性蔑視ととれる発言について、組織委員会が初めて、「発言は不適切なものだ」とするコメントを発表しました。
組織委員会が公式ウェブサイトに掲載したコメントの日本語版では、「森会長の発言は不適切なものであり、会長自身も深くお詫びと反省の意を表明した」とし、組織委員会として初めて「不適切」と認めました。
その上で、「『多様性と調和』は東京大会の核となるビジョンの一つ」と強調しました。
さらに、「ビジョンを再確認し、引き続き、人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治、障がいの有無などあらゆる面での違いを尊重し、讃え、受入れる大会を運営します」としました。
発言への批判が広がる中、改めて大会の姿勢を示した形です。
なお、英語版の文章では、「『発言は不適切だった』と森会長がコメントした」となっていて、あくまで森会長の言葉を伝える形にとどまっています。