文科省 卒業式や卒業旅行について“連絡”
卒業式など年度末に行われる行事について、文部科学省が、感染拡大防止や開催方法の工夫などを適切に行うとともに、卒業旅行は、旅行先などの感染状況によっては自粛の検討を促すよう、各都道府県や教育委員会などに連絡していたことがわかりました。
文部科学省は、5日、各都道府県の教育委員会などに対し、卒業式や謝恩会、卒業旅行など年度末に行われる行事に関する注意すべき事項について、事務連絡をしていたことがわかりました。
これは、内閣官房の新型コロナウイルス感染症対策推進室からの依頼を受けたもので緊急事態宣言がでている特定都道府県に対しては留意事項として、
・卒業式などの行事では、感染防止を徹底するとともに、人と人との間隔を十分に確保するなど、適切な開催方法を検討するよう働きかけること
・特に、より多くの人が集まる大学の卒業式は、適切な開催のあり方を慎重に判断するよう働きかけること
を求めています。また、
・飲食につながる謝恩会などは、自粛を働きかけること
・卒業旅行については、若者が感染に気付かず活発に移動することにより、高齢者などに感染を広げている実情を踏まえ、自粛を働きかけること
も要望しています。一方、特定都道府県の対象から除外された都道府県に対しては、
・謝恩会などは飲食を伴わない開催を検討するよう働きかけること
・卒業旅行は時と場所が分散される「分散型旅行」とし、なるべく混雑しない平日の間、いつもの仲間での行動などを働きかけること
を求めています。