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福島・磐梯山で地震活動続く 気象庁“火山活動の変化”注意を呼びかけ

2022年12月31日 16:52
福島・磐梯山で地震活動続く 気象庁“火山活動の変化”注意を呼びかけ

今月27日から火山性地震が増加している福島県の磐梯山では、31日も地震活動が続いています。気象庁は、今後の火山活動の変化に注意するよう呼びかけています。

仙台管区気象台によりますと、福島県にある磐梯山では今月27日正午ごろから火山性地震が増加しているということです。28日は1日で過去最多となる780回の火山性地震が観測されましたがその後、減少傾向となっています。

31日は午後3時までに10回の火山性地震が発生していますが、1時間あたりの地震回数はおおむね5回以下で推移しています。

また、地殻変動や監視カメラによる観測では特段の変化はみられないということです。

磐梯山は現在、5段階の噴火警戒レベルで一番下のレベル1「活火山であることに留意」となっていますが、気象庁は今後、火山活動が高まった場合、レベル1からレベル2の「火口周辺規制」に引き上げる可能性があるとしています。

気象庁は火山性地震の回数は減っているものの、火山活動が高まっている可能性があるとして、今後も地殻変動などに変化がないか見極めていく必要があるとしています。

磐梯山は福島県猪苗代湖の北に位置する標高およそ1800メートルの火山で、多くのスキー場があり観光地となっています。気象庁が24時間体制で観測・監視している全国に50ある常時観測火山のひとつです。