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福島・磐梯山 22年ぶりに火山性地震が増加 噴火警戒レベル引き上げの可能性も

2022年12月28日 19:20
福島・磐梯山 22年ぶりに火山性地震が増加 噴火警戒レベル引き上げの可能性も

福島県の磐梯山で22年ぶりに火山性地震が増加しています。磐梯山は現在、噴火警戒レベル1ですが、気象庁は今後、レベル2に引き上げる可能性もあるとして、今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。

仙台管区気象台によりますと、福島県にある磐梯山では27日正午ごろから火山性地震が増加しています。28日午後5時時点で、火山性地震は601回に達し、これまでにみられない地震活動となっています。

磐梯山で火山性地震がここまで増加したのは、2000年8月に2日間で672回観測されて以来、22年ぶりだということです。

地震の震源はおおむね山頂の北西2キロ、深さが2キロ付近と推定されていますが、地殻変動や監視カメラによる観測では特段の変化はみられないということです。

磐梯山は現在、5段階の噴火警戒レベルで一番下のレベル1「活火山であることに留意」となっていますが、今後、低周波地震や火山性微動の増加など火山活動がさらに高まった場合、レベル1からレベル2の「火口周辺規制」に引き上げる可能性があるとしています。

気象庁は、今すぐに噴火する可能性は低いとしながらも、火山性地震の推移やほかのデータに変化がないか注意深く監視していきたいとしています。

磐梯山は福島県猪苗代湖の北に位置する標高およそ1800メートルの山で、多くのスキー場があり観光地となっています。

気象庁が24時間体制で観測・監視している全国に50ある常時観測火山のひとつです。

■画像:気象庁HPより

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