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大涌谷で“噴火想定”救出訓練 ドローン捜索も 神奈川・箱根町

2022年12月8日 15:13
大涌谷で“噴火想定”救出訓練 ドローン捜索も 神奈川・箱根町

行動制限が解除され、多くの観光客でにぎわう神奈川県箱根町の大涌谷で、火山噴火を想定した救出訓練が行われました。

訓練では、水蒸気噴火が発生し、巻きこまれてケガをした観光客を救助する手順を確認したほか、ドローンを使って上空から要救助者がいないかの捜索も行われました。

大涌谷では2015年に、ごく小規模な水蒸気噴火が発生し、立ち入りが規制されていましたが、避難シェルターの設置など安全対策が進められ、今年3月からは条件付きながらも散策できる歩道が開放されています。

神奈川県くらし安全防災局応急対策担当・菅原喜和課長「黒たまごも有名なところで、非常にいいところなんですが、万が一あれば噴火するというところを認識していただければと思います」

気象庁によりますと、現在の箱根山の地震活動は低調で、噴火の兆候はありませんが、神奈川県では行動制限が解除され、観光客が戻りつつあることから、箱根町などと連携して安全対策を進めていきたいとしています。