寺尾正大さん死去 “オウム事件”陣頭指揮
地下鉄サリン事件など、一連のオウム真理教による事件の捜査を指揮し、「ミスター1課長」と呼ばれていた警視庁の元捜査1課長、寺尾正大さんが、先月、亡くなっていたことがわかりました。
寺尾さんは1966年に警視庁に入庁し、捜査1課ではアメリカのロサンゼルスで日本人女性が殺害された、いわゆる「ロス疑惑」や、トリカブト事件など世間を騒がせた難事件を担当。その後、1995年に捜査1課長に就任し、地下鉄サリン事件をはじめとする一連のオウム事件の捜査を陣頭指揮しました。
その経歴などから名指揮官として評価され、「ミスター1課長」と呼ばれていました。
関係者によりますと、寺尾さんは最近は体調を崩し療養していましたが、先月24日に亡くなったということです。78歳でした。
葬儀・告別式はすでに近親者で執り行われています。