森会長 IOCのバッハ会長にも辞意伝える
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会は、午後3時から臨時の会合を開き、森会長が女性蔑視発言について自ら謝罪し正式に辞任を表明する予定です。また、新しい会長の選考について話し合いが行われます。
森会長は11日夜、IOCのバッハ会長にも辞意を伝えたと言うことです。組織委員会に入った武藤事務総長は、森会長から後継指名をうけた、川淵三郎氏の次期会長就任ついて、「全部何も決まっていない。今後、透明性のある会長の決め方を相談してきたい」と述べました。
また、武藤事務総長は、バッハ会長からは、女性の共同代表の話が提案されたものの、現時点で検討されていることではないと話しました。
一方、橋本担当大臣は、11日、森会長から「辞任を考えている」と電話があったことをあかし、「困難なこともあるかと思うが、大会成功に向けて準備をしていくことに変わりはない」と強調しました。
森会長の発言は大きな混乱をもたらしました。一方で、森会長が果たしてきた役割は大きく、辞任は、関係者に大きなショックをもたらしています。
来月からは聖火リレーがはじまるなど、準備は佳境を迎える中、新体制となる組織委員会は国民の理解を得ながら歓迎される大会にしていくことが求められます。