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10代以下の感染増加 “子供からの家庭内感染“に注意

2022年4月5日 21:24
10代以下の感染増加 “子供からの家庭内感染“に注意

5日、東京では6968人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。子供の感染が増えていて、家庭内感染に警戒が必要です。

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冷たい雨が上がり、日中は天気にも恵まれた5日の東京都内。その東京では5日、新たに6968人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

先週火曜日から878人減少しています。

ただ、その一方で感染が拡大する自治体もあります。沖縄県では新規感染者が1209人と、約2か月ぶりに1200人以上の感染を確認しました。那覇市では、同じ消防署に勤務する隊員の集団感染も明らかになり、消防局長が会見で謝罪する事態となりました。

那覇市消防局長
「飲酒を伴う会食をおこなった結果、現時点で参加した全14名が陽性者となったことが判明いたしました」

また、秋田県では新規感染者が389人と過去最多を更新しました。

愛媛県でも過去最多を更新しています。

愛媛県 中村時広知事
「県内で確認された陽性者の方は386人でございました。高止まりの状況が継続して続いていると」

また感染の特徴としては、10代以下の感染の急増です。

中村知事
「10歳未満が55名、10代が56名と、引き続き、子供世代を中心に多くの陽性が確認されています」

厚生労働省のアドバイザリーボードの資料によると、去年の12月には20%ほどでしたが、今年3月には35.5%に増えています。

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5日、東京・調布市にある児童館「調布市立佐須児童館」では、一時的に利用する子供のほか、中には学童クラブもあり、春休みということもあり多くの子供たちが利用していました。

施設を利用する子供たちの感染状況について「ポロポロと陽性者が出てきたりとかはありますけど」(調布市立佐須児童館・小田嶋ひろ子館長)と、今後、さらに増えないか警戒しています。

調布市立佐須児童館 小田嶋ひろ子館長
「『大きな声は出さないんだよ』とか、そういうことは伝えてますけど、換気気をつけてるのと、あと手洗い、そういうところですね」

手洗いなどの基本的な対策を徹底していくと話します。

小田嶋館長
「新しい出会いが始まるので、引き続き感染対策を気をつけて、私たちも情報を得ながら、子供たちを安全に守っていきたいなって」

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埼玉・三芳町にある「ふじみの救急病院」でも、子供が発熱して病院を受診する人が増えているといいます。

ふじみの救急病院 鹿野晃院長
「お子さんは非常に多いですね。これからまた第7波というふうにつながっていくんじゃないかと」

さらにこれまでとの違いが――

鹿野院長
「いままでだと、逆に大人がかかって、子供を連れてきて検査して、そういうパターンが多かった。第6波に関しては、お子さんが症状が出てきて、家族が付き添いに、最終的には全員感染する」

子供の感染から家庭内で感染が広がり、家族全員が陽性となるパターンが多いといいます。

難しい子供の感染対策。手洗いや換気など、基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。