山火事、鎮火至らず 地上部隊を50人増員
栃木県足利市の山火事は発生から8日目となった28日も消防や自衛隊による消火活動が続いています。現地から田中耕平記者が伝えます。
私は今も避難勧告が続いている本城地区に来ています。消火活動を阻害しかねない風ですが、27日に比べて28日は弱く、また、ここから見る限り、山肌には炎や煙は確認できません。
現在の消失面積は106へクタ-ルで、27日夜と変わっておらず、火の燃え広がりは抑えられているとみられます。
ただ鎮火にはいたっておらず、28日朝、山裾から消防隊員がホースを引きながら木々の中に入っていったり、あるいは消火剤が入った特殊なリュックを背負ったりして、火種を消す作業を続けています。
足利市によりますと、28日から残火処理を行う地上部隊を50人増員し、総勢150人で地上から消火活動にあたるということです。ヘリコプターによる放水活動も引き続き、行われています。
足利市は27日の会見で、消火活動が順調に進んでいると説明し、週明け早々の鎮圧を目指したい考えを示しました。