医療従事者へワクチン 都立病院で本格開始
東京の都立病院で、医療従事者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの優先接種が本格的に始まりました。
都内では9つの医療機関に4日、ワクチンが到着し、都立駒込病院では5日午前10時から神澤輝実院長ら医師を始め、看護師や検査技師など病院職員がワクチン接種を受けました。
看護師(40代)「インフルエンザワクチンより全然痛くなかったので、あっという間に打たれたかなという感じで終わりました。ワクチンを打ったことで安心して仕事に従事できると思っています」
都立駒込病院・神澤輝実院長「このワクチンによって、少なくとも院内感染はかなり防げるのではないかと」
これまでのところ体調の変化があった人はいないということです。
駒込病院では5日の1日でおよそ500人に接種し、10日までに希望する全職員と清掃などにかかわる委託業者らおよそ2000人に接種することにしています。
都内のワクチン優先接種は、医師や看護師のほか、疫学調査を行う保健所の職員や患者の搬送を行う救急隊員など、およそ60万人を対象に行われる予定です。