宙舞う“金のシャチホコ”16年ぶり地上に
8日、愛知県名古屋城のシンボル「金のシャチホコ」が16年ぶりに地上へ降り立ちました。
8日朝、ヘリコプターにつるされて空を飛んでいるのは、名古屋城のシンボル「金のシャチホコ」。実に16年ぶりに地上へ降り立ちました。
午前8時前、近くの公園には多くの見物客が…。
見物客「(きょうは何時起き?)きょうは4時半。これ楽しみにして、きのう一度偵察にきて、場所はここがいいかなと」
今月から始まる展示のため、天守閣から地上に降ろされることになったシャチホコ。
シャチホコは、2005年の「愛・地球博」の際にも地上に降ろされましたが、この時はクレーンが使われていました。
そして、8日―。
午前8時前、まずはオスのシャチホコが天守閣を離れました。およそ2分後。続いて、雌のシャチホコも空へ。
重さ1.2トン以上。巨大な名古屋のシンボルが空を舞い、地上へと降り立ちました。
16年ぶりの地上で、体を洗って汚れを落とします。さらに、歯磨きも!
きれいになったシャチホコは、新型コロナウイルスで苦しむ地域経済や市民を元気づけるため、今後、名古屋城内や繁華街などで展示される予定です。