ワクチン接種 新たに9人アナフィラキシー
新型コロナウイルスのワクチンを接種した人で、新たに9人がアナフィラキシーを起こしていたことが分かりました。
厚生労働省によりますと9日、アナフィラキシーを起こしたとして報告されたのは、いずれも8日に接種を受けた20代から50代の女性9人です。
9人は、ワクチン接種後にかゆみやせき、のどに痛みなどがあり、8人は投薬後に症状が改善し、1人は、投薬なしで回復したということです。
9人のうち6人は、ぜんそくや食物や薬などによるアレルギーの既往歴があり、2人は高血圧だということです。
厚労省の専門家部会の森尾友宏会長は、「全例が女性であるが、アナフィラキシーに該当するかを含めて個々の症例の詳細を評価する必要がある」とコメントしています。
アナフィラキシーとしての報告はこれで17例となります。
9日までに10万7000人あまりがワクチンの接種を終えています。