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ワクチン接種で新たに5人アナフィラキシー

2021年3月9日 0:36

新型コロナウイルスのワクチンを接種した人で、8日、新たに5人がアナフィラキシーを起こしたとして、厚生労働省に報告がありました。7万人以上がワクチンを接種し、アナフィラキシーとしての報告はこれで8例となります。

厚労省によりますと、8日、新たにアナフィラキシーとして報告があったのは、いずれも8日に接種を受けた女性5人です。

このうち20代女性は、接種後30分以内にじんましんが発生し、その後、頭痛やせきなどの症状が見られたということで、投薬後、症状は改善しましたが、経過観察のため入院したということです。この女性は薬によるじんましんと小児ぜんそくの既往歴があったということです。

次に、30代女性は接種後30分以内にせき、のどの痛みなどの症状が見られたということで、投薬後、症状は改善したということです。この女性は、食物、医薬品のアレルギーと小児ぜんそくの既往歴があったということです。

40代の女性は、接種後10分以内にのどの違和感やせきが出て、その後、息苦しさなどが見られ、投薬後、症状は改善しましたが、現在入院しているということです。この女性は、基礎疾患などはないということです。

50代の女性は接種後5分で、のどの違和感やせき、両手のしびれなどの症状が見られましたが、投薬後、症状は回復したということです。この女性はぜんそくと医薬品によるじんましんの既往歴があったということです。

もう1人の50代女性は接種後30分以内に熱っぽさや冷や汗、気分が悪いなどの症状が見られましたが、投薬はせず、症状が出てから20分間安静にしたところ、症状は回復したということです。この女性は他のワクチンでじんましんが出たり、医薬品や化粧品のアレルギーが出たりしたことがあるということです。

それぞれの担当医は、40代の1人と50代の2人については、ワクチン接種との因果関係があると評価し、20代の女性については評価不能、30代の女性は関連はわからないとしています。

厚労省の予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会の森尾友宏会長は、「アナフィラキシーとの診断で複数の報告がなされたが、いずれも、のどの違和感・せきなどの軽度の症状が多く、投薬治療あるいは経過観察により軽快している。発生頻度については、海外での報告よりも高いように見えるが、アナフィラキシーに該当するかを含めて個々の症例の詳細を評価する必要があり、また、接種対象者の背景なども考慮して、検討していく必要があると考える」としています。

医療従事者のワクチン接種は8日夕方までに7万796人が1回目の接種を終えています。