帰宅困難 1時間歩き見つけたコンビニ弁当
東日本大震災からまもなく10年。あのとき食べた「ごはん」で思い出す、震災の記憶を「#はじまりのごはん」としてお伝えします。今回は「コンビニの弁当」です。
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震災当日の神奈川県・大船駅。
駅員
「非常事態で申し訳ありません。バスも全て止まっております」
この様子を撮影していたのは、当時鎌倉で働いていた松山太一さん(34)。横浜まで20キロ以上を同僚と歩いて帰りました。
松山さん
「電話が繋がらなかったので家族と連絡が取れない。それでもう一緒に帰っていた同僚は無言になっちゃって」
そんな松山さんたちを救った“はじまりのごはん”は、1時間歩いて見つけたコンビニの弁当でした。
松山さん
「ご飯が手に入ってみんな笑顔になったなと」
こうして5時間以上を歩きりました。
【#はじまりのごはん】
「あの日、何食べた?」――。その問いかけで思い出す、3.11から10年の記憶。コンビニでやっと買えたおにぎり、水でふやかしたカップ麺。あなたの震災「#はじまりのごはん」を共有しませんか。ハッシュタグをつけた投稿を『news zero』で紹介させてください。