菅原元経産相「起訴相当」検察審査会が議決
公職選挙法違反の疑いで告発され、東京地検特捜部が不起訴とした菅原一秀元経済産業大臣について、検察審査会は「起訴すべき」と議決しました。再び捜査が行われることになります。
菅原元大臣は、選挙区の有権者に秘書を通じて香典などを送ったとして、公職選挙法違反の疑いで告発され、特捜部は、去年6月に告発状を受理せずに戻した上で、起訴猶予での不起訴処分にしました。
これに対し、告発した男性が、検察審査会に審査を申し立てていましたが、検察審査会は先月24日、男性の告発は受理されていないとして申し立てを認めませんでしたが、異例の検察審査会の職権による審査を行い、「起訴すべき」と議決しました。
検察審査会は、「国会議員はクリーンであってほしいという国民の切なる願いにも十分配慮すべきである」としています。特捜部は再び捜査を行うことになります。