“処理水”海域モニタリング 4回目もトリチウム濃度など検出下限下回る
環境省は福島第一原発の処理水放出を受けた4回目の海域モニタリングの結果を公表し、今回もトリチウムの濃度などが検出できる下限を下回っていたと発表しました。
先月24日に開始された東京電力福島第一原発の処理水放出を受け、環境省は翌25日から海域モニタリングを行っています。
4回目の調査となる今回は、放出口からおよそ400メートルから40キロメートルの距離にある福島県沖の11地点で、今月13日から15日にかけて海水を採取し、トリチウム濃度を分析しました。
21日に公表された結果はいずれも1リットルあたり7から8ベクレルの検出下限値を下回っていたということです。
また、このうち3地点の海水についてはセシウム137などのγ線核種の濃度についても分析されましたが、こちらもすべて検出下限値を下回っていたということです。
写真提供:環境省